実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1140】

「もともと,神社仏閣は,要求をしたり願いを叶えてくれというのではなく,お礼を言う場所なのです。」(『釈迦の教えは「感謝」だった』,小林正観,風雲舎)

 

 

○人間の欲望には限りがありませんので,欲張り続ける限り,私たちの心が満ち足りるということはありません。ある欲望が満たされたとしても(ある願いが叶(かな)ったとしても),次から次へと新しい欲望(願い)が生じてくるからです。結局は,常に不満を抱えたまま,死ぬ瞬間まで,無い物ねだりをし続けることになってしまいます。場合によっては,不満を募らせるがままに,自分は不幸であるなどと思い込んでしまう危険性さえあります。したがって,常に満ち足りた気持ちで心安らかに幸せな人生を送りたいと望むのであれば,まずは,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになる必要があると思います。そして,そのためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝できるようになる必要があると思います。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに心から感謝できるようになるなら,必要以上に欲張ることが恥ずかしくなり,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けることが,より容易になると思うからです。自分が持っていないものを欲しがり,自分がそれらのものを持っていないことに不満を募らせるような人間ではなく,自分が持っているものの豊かさに深く思いを致し,自分がそれらのものを持っていることの有り難さに心から感謝できるような人間になりたいものです。(2)(4)(6)(21)関連