実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1111】

「人はどんな境遇にあっても,それぞれに残された本領や可能性まで投げ棄てるべきではない」(『人類知抄 百家言』,中村雄二郎朝日新聞社

 

 

○私たちの土台を作っているのは,遺伝や過去の経験です。また,環境(他者や社会など)が私たちに与える影響も決して小さくありません。しかし,遺伝や過去の経験や環境によって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは,境遇(遺伝や過去の経験や環境など)の奴隷ではありません。実際,私たちは,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志や努力によって変えることが可能ですし,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分(自分の心の持ち方や考え方や生き方など)を変えることは自分次第です。たとえどのような逆境にあろうとも,自分の人生を自分の努力によって主体的に切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは,誰にでも可能なのではないでしょうか。人生はままならないものであるとは言え,自分の人生の主人公はあくまでも自分なのですから,どのような境遇にあっても,人生に絶望することなく,その主導権(その境遇をどのように受け止めるのか,その境遇をどのような心がまえや心がけで生きていくのかなどを自分で決める権利)だけは,決して手放さないようにしたいものです。(前書き)(9)(15)関連