実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 602】

「幸福と云えば幸福,不幸と云えば不幸,だいたい人間の生活てえのはそんなもんじゃないですかな。」(『ゲゲゲのゲーテ』,水木しげる双葉社

 

○同じような境遇にあっても,その境遇に満足し,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,常に不満を抱えながら不機嫌に暮らしている人もいます。要するに,人間の幸不幸は,過去の経験や遺伝や自分が身を置いている環境などの境遇によって決まるのではなく,心の持ち方,すなわち,その境遇をどのように受け止めるのか,その境遇をどのような心構えや心がけで生きていくのかによって決まる,ということなのではないでしょうか。たとえどのような順境にあろうとも,自分は不幸であると思うなら,その人は不幸なのですし,逆に,たとえどのような逆境にあろうとも,自分は幸せであると思えるなら,その人は幸せなのですから,私たちは,自分の境遇を変えることにではなく,どのような境遇にあっても自分は幸せである思えるように,自分の心の持ち方を変えることにこそ関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか(私たちは,とかく他者の境遇を羨みがちですが,そもそも,困難や苦労を伴わない人生などなく,トータルとしては,誰の境遇にもそれほどの大差はないというのが実態なのではないでしょうか。)。自分の心の持ち方を変え,「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」と実感できるようになるなら,私たちは,たとえどのような逆境にあろうとも,たとえどのような不運に見舞われようとも,きっと生きている限りは感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送ることができるはずです。(6)(7)関連