実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1076】

「人類は自然を資源やエネルギーとして利用して文明を築いてきましたが,私たちは自然から生まれたことには変わりありません。私たちが意識のうちで他者としてみている自然は,本来は私たち自身なのです。」,「私たちは主体でありつつも自然とゆるやかに交流し,触れ合い,宥和(ゆうわ)しながら,ともに一つの自然として生きるべきなのです。」,「白い雲が流れる青い空,風にゆれる木立の緑,大地に沈む雄大な夕陽,それは私たち自身なのです。地球環境を守ることは,たんに人類の持続的発展の条件を維持することではなく,私たち自身の豊かな存在そのものを守ることなのです。」,「私たちは自然科学の恩恵を享受しながらも,みずからを自然から生まれたものとして見つめ直し,自然の豊かさに自分自身を見い出し,自然と宥和して生きることが必要ではないでしょうか。」(『もういちど読む山川倫理 PLUS 人生の風景編』,小寺聡編,山川出版社

 

○この宇宙に存在する物はすべて,この地球上に生存する多種多様な生き物も含め,もとを正せば,たった一つの物が分化・発展する過程の中で派生してきた物と言えます。その意味で,私たちはこの宇宙,この大自然を構成する一部分なのであり(私たちとこの宇宙,この大自然は本来一体なのであり),この大自然と無関係に生きていくことなど絶対にできません。実際,この大自然(私たちの人体も含め。)の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働きによってこそ,私たちの命は守られており,私たちは生きることができています。この大自然に過度の負荷をかけるということは,言わば自分で自分の首を絞めるようなものなのですから,自分の内なる声(身体の声や魂の声など)にもしっかり耳を傾けつつ,この大自然に取り返しがつかないほどの負荷をかけることのない節度ある生き方を心がけたいものです。(1)(6)(11)(20)(21)関連