実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 775】

「(道元は)悟りを先に見て,そのための手段として坐禅をすることを厳しく否定した。・・・座禅の修行をすること(修)自体が,そのまま悟りの実現(証)なのである(修証一等)。」(『もういちど読む 山川倫理』,小寺聡編,山川出版社

 

○私たちは,幸せになるために生きているのではありません。私たちは本来,生きているというだけですでに十分に幸せなのです(実際,生きているということは,よくよく考えてみれば一つの奇跡であり,私たちは,自分が今ここでこうして生きていられることに対し,心から感謝すべきなのではないでしょうか。)。すなわち,幸せは,人生の目標やゴールではなく,人生の大前提であり,スタートラインであるということです。実り多い幸せな人生を送りたいと願うのであれば,まずは,そのことに気づく必要があると思います。そして,自分が幸せであることを大前提とした上で,真に人間らしく実り多い人生を送るためには,いかに生きるべきかということをこそ,真剣に考え,実践すべきであると思います(自分は不幸であると思い込んでいる人間が,自分を大切にしながら正道を歩み続けたり(道を踏み外すことなく,正道に踏みとどまり続けたり),自分の幸せのみならず,他者の幸せをも願い,喜び(他者の不幸を悲しみ),自分の幸せを他者と分かち合ったりすることは難しいものです。)。(1)(2)(3)(10)(11)(16)(18)関連