恵まれない境遇に生まれ育つなどして,世の中の否定的な側面ばかりに目を向けるようになり,他者に対して心を閉ざし,人生を悲観し,自分を粗末に扱うようになってしまった挙げ句,自分は不幸であると思い込むようになり,そのような状況からなかなか抜け出せなくなってしまっている人たちもいます。特に,そのような人たちに対しては,世の中の肯定的な側面にも広く目を向けられるようになり,他者に対して心を開き,人生に明るい展望を持ち,自分を大切にできるようになることを通じて自分が幸せであることに気づけるように,そのような人たちの苦しさやつらさや悲しさを共感的に理解しつつ,親身になって(相手の身になって)自分にできる限りの手助けをしたいものです。