実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1052】

「今は長い目で世の中を見ることができない人が増えた。今だけ,カネだけ,自分だけしか見えない。(養老孟司)」(2023年2月21日付け,スマートフラッシュ記事)

 

○現代の日本のような豊かで安全で便利な社会で暮らしていると,何事も自分の思い通りになると勘違いしやすく,実際,私たちは,自分の欲求がすぐに充足されることを求めがちであり(そのための手っ取り早い手段としてのお金を重視しがちであり),自分の思い通りにならないことがあると,すぐに不平不満を募らせてしまいます。また,このような社会で暮らしていると,人間は独りでは生きていられないという事実も忘れられやすく,他者に対する感謝の気持ちを失うとともに,他者は,支え合ったり,助け合ったりする協力相手(味方・仲間)ではなく,パイを奪い合う単なる競争相手(敵),あるいは,自分の欲求充足を妨害する単なる邪魔者になってしまいがちです。しかし,改めて言うまでもなく,人生は本来ままならないものなのであり(ままならないのが人生なのであり),また,私たちは,目に見える直接的なものも目に見えない間接的なものも含め,数知れぬ他者の支えや助けがあればこそ生きていられるのです。不平不満ばかりを募らせてしまわないよにするためにも,他者と仲良く助け合ったり,生きる喜びや幸せを分かち合ったりできるようになるためにも,私たちは,これらの事実を十分に認識し(深く心に刻み付け),そのような認識の上に立って自分(自分の心の持ち方や考え方や生き方など)を変えていく必要があるのではないでしょうか。(1)(4)(6)(7)(11)(21)関連