自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛け,自分をできる限り無欲・小欲の状態に近づけることができるようになれば,より多くの物やお金を手に入れようとして他者(さらに言えば,他国)と競い合ったり,パイを奪い合ったりする必要がなくなり,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして他者との間に友好的かつ協調的な信頼関係を築くことが,より容易になります。また,誰もがより多くの物やお金を必死になって追い求め続けなくなれば,極端な経済格差(貧富の差)が生じることもなくなりますし,自然環境に取り返しがつかないほどの大きな負荷をかけてしまう危険性も,確実に低下すると思います。