実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 930】

「私は人間の標準的状態とは競い合って生きることだと考える人々が掲げる理想の生き方には惹かれない。それは,相手を踏みにじり,打ち負かし,肘で押しのけ,間を詰めて追いかけること(それは社会生活でよく目にする光景だ)こそ人間の最も望ましい定めであり,産業発展の一段階に見られる不快な徴候ではけっしてない,というものだ(ジョン・スチュアート・ミル)」(『オリジン・ストーリー』,デヴィッド・クリスチャン,柴田裕之訳,筑摩書房

 

○社会的(世俗的)な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れるためには,他者と競い合わざるを得ず,私たちは他者を競争相手(敵)と見なしがちですが,他者を競争相手と見なして足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方は,人間にとって本当に自然で真っ当な生き方と言えるのでしょうか。他者と競い合って財産や地位や権力や名声などを手に入れることに,本当に意味があるのでしょうか。私たちは他者の支えや助けがなければ生きていられず(実際,衣・食・住のどれ一つをとっても,完全に自給自足できている人などいないのではないでしょうか。),その意味で,私たちと他者は本来一体なのですから(持ちつ持たれつの相互依存関係にあるわけですから),他者を協力相手(味方・仲間)と見なして互いに助け合ったり,幸せを分かち合ったりするような生き方こそが,人間として自然で真っ当な生き方と言えるのではないでしょうか。実り多い幸せな人生を送る上において,他者と競い合って財産や地位や権力や名声などを手に入れることは,本当はどうでもいいことなのではないでしょうか。私たちは,より善い,より人間らしい生き方とはどういう生き方なのかということを,いったん立ち止まって真剣に考えてみる必要があるのではないでしょうか。(1)(4)(6)(10)(11)(14)(18)(20)関連