実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 983】

「人生の浮き沈みに直面しても,心が動揺することなく,嘆くことも,悪意を抱くこともなく,いつもやすらいでいる。これが最大の幸福である。(ブッダ)」,「どのような状況にあっても,ほほえみが光り輝いているとき,そこには真の幸福がある。」(『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』,ウィリアム・ハート,太田陽太郎訳,春秋社)

 

○人生は本来ままならないものなのであり,人生に困難や苦労は付き物です。誰の人生であっても,例外はありません。しかし,心の目を曇らせることなく(必要以上に欲張る気持ちや,社会的な成功を収めなければ幸せにはなれないなどといった迷信や,拝金主義などによって),幸せに対する感度を高めることさえできるなら(自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして),困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能です。そして,ままならない人生に無限と言ってもいいほどの生きる喜びや幸せを見いだせるようになり,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,私たちはきっと,たとえどのような逆境にあろうとも,たとえどのような不運に見舞われようとも,常に満ち足りた気持ちで心の平安を保ちながら,幸せな人生を送ることが可能になるはずです。ままならない人生に不平不満ばかりを募らせてしまったり,自暴自棄になってしまったりしないようにするためにも,心の目を曇らせないように細心の注意を払いつつ,幸せに対する感度を高めるための努力を怠らないようにしたいものです。(1)(4)(6)(7)(9)(15)関連