実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 611】

「日常のささやかなくらしのなかにも感じとる心さえあれば多くの精神のよろこびがある。」(『生きがいについて 神谷美恵子コレクション』,みすず書房)」

 

○心の目を曇らせることなく,幸せに対する感度を高めることさえできるなら,私たちは自分の人生に,無限とも言えるほどにたくさんの幸せを見いだすことができるのではないでしょうか。そのほとんどは,「小さな幸せ」,「ささやかな幸せ」などと呼ばれるものですが,日常生活に深く根差したそのような幸せこそが,真の幸せと言えるのではないでしょうか(他者が羨むような「大きな幸せ」は,日常生活に根差していないだけに,意外に底は浅く,すぐに色褪(いろあ)せてしまいがちです。)。私たちは,自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前に思いやすく,むしろ,ままならない人生に不平不満ばかりを募らせてしまいがちですが,人生の至る所に隠されている(埋もれている)幸せに気づけるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,幸せに対する感度を磨き続けるための努力を怠らないようにしたいものです。(6)(7)(8)関連