実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 940】

「農耕社会が始まるまでの気の遠くなるほど長い期間,人間はほとんど働いていなかった。自分や家族のための食料を得るために,せいぜい1日3時間くらい働いていた程度なんじゃないかな。」(『SDGsの大嘘』,池田清彦,宝島社)

 

○欲張らなければ,私たちが生きていくのに必要な物やお金など,本当は高が知れているのではないでしょうか。なぜ私たちは,生きていくのに必要のない物やお金まで,必死になって手に入れようと欲張るのでしょうか。私たちが現在,人類史上最も豊かな社会で暮らすことができているのは,私たち人類が生きていくのに必要のない物やお金まで必死になって手に入れようと欲張り続けた結果と言えますが,この豊かな社会を手に入れるために,私たち人類は,これまでにどれだけ多くの物を失ってきたのでしょうか。また,この先どれだけ多くの物を失おうとしているのでしょうか。私たちが,足るを知り,必要最小限の物やお金で満足できるようになるなら,他者と競い合う必要もなくなり,自然環境にかかる負荷も格段に低下し,極端な経済格差が解消されるとともに,争い事も少なくなり,環境危機も回避できるのではないでしょうか。もちろん,狩猟採集時代に逆戻りするわけにはいかず,また,生きていくのに必要な物やお金が手に入らないような状況は何としてでも改善・解消すべきであると思いますが,生きていくのに必要な物やお金が手に入ったのなら,それ以上に欲張ることはやめ,節度ある豊かな社会(ほどほどに豊かな社会)で心安らかに暮らせるようになりたいものです。(4)(6)(11)(20)関連