実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 928】

「生物としてのサピエンスの基本的なニーズを満たすのは難しくない。多少の食料があって,雨風がしのげればいい。」,「ギリシアの哲学者ディオゲネスは,樽の中で暮らして何の不満もなかった」(『漫画サピエンス全史 文明の正体編福』,ユヴァル・ノア・ハラリ原案・脚本,ダヴィッド・ヴァンデルムーレン脚本,ダニエル・カザナヴ漫画,梶山あゆみ訳,河出書房新社

 

○人間の欲望には限りがなく,放って置けば肥大化する一方になってしまいます。したがって,自分の欲望にブレーキを掛けない限り,たとえどれだけ多くの物やお金を手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。しかし,自分の欲望にブレーキを掛けることさえできれば,たとえ必要最小限の物やお金しか持っていなかったとしても,たとえディオゲネスのように樽の中で暮らしていたとしても,満足することが可能になります。人間に必要な物やお金など,本当は高が知れているのですから,誰もが必要以上に欲張ることなく,自分の欲望にブレーキを掛けられるようになるなら,誰もが常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送ることが可能になるのではないでしょうか。たくさんの物やお金を手に入れれば幸せになれる(たくさんの物やお金を手に入れなければ幸せになれない)などという迷信から,早く目を覚ましたいものです。そのような迷信から目を覚ませば,たくさんの物やお金を持っている他者を妬んだり,他者を競争相手(敵)と見なして,足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするようなこともなくなり,世の中は今よりもっと温かみや潤いのある和気藹々(わきあいあい)とした暮らしやすいものになるのではないでしょうか。(1)(3)(4)(6)(10)(11)(14)(17)(18)(19)(20)関連