実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

私たちと他者は一体であり,仲良く助け合い,幸せを分かち合って生きるべきである。

 この宇宙に存在するすべての物は,この地球に生存する多種多様な生き物も含め,もとを正せば一つの物から分化・発展してきた物なのですから(それだからこそ,私たちは,「個」を極めることによって,すなわち,一つの物を徹底的に深く掘り下げて知ることによって,「普遍」に至ることができるのではないでしょうか。),すべての物は深いところでつながっており,何らかの影響を与え合っているはずです(「ブラジルで一匹の蝶(ちょう)が羽ばたくと,テキサスで竜巻が起こる」(バタフライ効果)などといった具合に。)。私たちも,この宇宙を構成する一部分なのですから,この宇宙に存在するすべての物と深いところでつながっており,何らかの影響を与え合っているはずであり,それらとまったく無関係に生存することなど,絶対にあり得ません。特に,私たちは,他者(あるいは,他国)と支え合い,助け合ってこそ生きていられるのであり,その意味で私たちと他者は本来一体なのであり,「世は相持ち」とも言うように,私たちと他者は持ちつ持たれつの相互依存関係,「一蓮托生(いちれんたくしょう)」の関係にあるわけですから,他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合って生きるのが,少なくとも「己の欲せざるところは人に施す勿(なか)れ」という心構えや心がけで,できる限り他者に迷惑を掛けたり害をもたらしたりしないようにして生きるのが,人間として,また,社会人として,自然で真っ当な生き方であると思います。