実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 881】

「あなたのいのちはつながっている/他のすべてのいのちと」(「いのちの輪」(『すこやかに おだやかに しなやかに』所収),谷川俊太郎佼成出版社

 

○地球には多種多様な生き物が生息していますが,これらの生き物はすべて,もとを正せば,たった一つの生き物から分化・発展してきた生き物たちです。したがって,人体の各部分が密接につながっており,何らかの影響を与え合っているのと同じように,生き物同士もきっと,深いところでつながっており,何らかの影響を与え合っているはずです。特に,人間同士は,互いに支え合い,助け合ってこそ生きていられるのであり(実際,衣食住のどれ一つを取っても,完全に自給自足できている人など,少なくとも現代社会にはいないのではないでしょうか。),持ちつ持たれつの相互依存関係にあるわけですから,他者を競争相手(敵)と見なして足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方ではなく,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして助け合ったり,幸せを分かち合ったりするような生き方をこそ,心がけ,目指したいものです。「情けは人の為(ため)ならず」,「人を呪わば穴二つ」などとも言うように,他者を大切にし,他者を益する行動は,回り回っていつかは必ず自分を大切にし,自分を益することにつながってくるはずですし,他者を粗末に扱い,他者を害する行動は,回り回っていつかは必ず自分を粗末に扱い,自分を害することにつながってくるはずです。(11)(19)関連