「たったいま死ぬかもしれない／こころの底からそう思えれば／あらそいもいさかいもしたくなくなる」（「たったいま」（『すこやかに おだやかに しなやかに』所収），谷川俊太郎，佼成出版社）
○人生は短く，命は儚（はかな）いものです。しかも，私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは，たった一度きりです。できることなら，限りある大切な時間やエネルギーを，真に人間らしく実り多い（自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な），生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送ることにこそ使いたいものです。くれぐれも，自分と他者を比較して他者を妬んだり，他者を妬んだり恨んだりして他害的な行動に出たり（他害的な行動は，回り回っていつかは必ず自分を害することにつながっていきます。），他者を競争相手（敵）と見なして足を引っ張り合ったりパイを奪い合ったりするような下らないことに，限りある大切な時間やエネルギーを無駄遣いしないようにしたいものです。私たちは他者と支え合い，助け合ってこそ生きていられるのであり，その意味で，私たちと他者は一体なのですから，自分の幸せのみならず他者の幸せをも願い，自分の幸せを他者と分かち合うような，他者を協力相手（味方・仲間）と見なして助け合ったり幸せを分かち合ったりするような生き方をこそ目指したいものです。（前書き）（２）（３）（４）（８）（９）（10）（11）（17）（18）（19）（20）関連
