実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 824】

「私は私の顔に責任を持たなければならない。」(「顔の美学」(『この人を見よ 小林秀雄全集月報集成』所収),佐古純一郎,新潮社)

 

○私たちの土台を作っているのは,過去の経験であり,さらに言えば遺伝です。また,環境(他者や社会など)が私たちに与える影響も決して小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは,過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です(現在や未来が変わることによって,過去の受け止め方や解釈の仕方に変化が生じる可能性もあります。)。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分(自分の考え方や生き方や心の持ち方など)を変えることは自分の意志や努力次第です(自分が変わることによって,その影響を受けて環境に変化が生じる可能性もあります。)。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分自身なのですから,何事も境遇(過去の経験や遺伝や環境など)のせいにするようなことはやめ,自分の人生に責任を持つ覚悟を決めるとともに,自分の人生を自分の努力によって主体的に切り開いていこうとする強い意志だけは,決して失わないようにしたいものです。自分の人生の主人公はあくまでも自分なのですから,その主導権だけは,決して手放さないようにしたいものです。(前書き)(7)(15)関連