実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1149】

「なしうると信じればこそなしうるのだ。(ウェルギリウス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

 

○私たちの土台を作っているのは過去の経験や遺伝です。また,環境(他者や社会など)が私たちに与える影響も,決して小さくありません。しかし,過去の経験や遺伝や環境によって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは,過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら自分の意志や努力で変えることが可能です(現在や未来が変わることによって,過去の受け止め方や解釈の仕方にも変化が生じます。)。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分(自分の心の持ち方や考え方や生き方など)を変えるのは自分の意志や努力次第です(自分が変わることによって,その影響を受けて環境にも何らかの変化が生じます。)。どのような人生を送るかは,要するに自分次第なのですから,たとえどのような逆境(恵まれない境遇)にあったとしても,自分の人生を自分の努力によって主体的に切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能なのではないでしょうか。境遇(過去の経験や遺伝や環境など)の影響力を過大評価し,何事も境遇のせいにして自分の人生を自分の意志に基づいて主体的に切り開いていく努力を怠っている人たちは,実り多い幸せな人生を送るチャンスを,みすみす逃してしまっているのだと思います。できないと思えば,どんな簡単なこともできません。できないと思って諦めてしまえば,努力しないで済む分,楽にはなりますが,それでは,生きている意味や,この世の中に生まれてきた意味がなくなってしまいます。人生の主人公はあくまでも自分なのですから,たとえどのような逆境にあったとしても,自分の人生の主導権(自分の人生を自分の意志や努力によって主体的に切り開いていく権利や,自分の人生をどのような心構えや心がけ生きていくのかを決める権利)だけは,決して手放さないようにしたいものです。(前書き)(9)(15)関連