○幸せは，私たちの人生の至る所に隠されています（埋もれています）。心の目を曇らせさえしなければ，私たちは自分の人生に，生きる喜びや幸せを無限に見いだすことができるはずです。しかし，実際には，心の目の曇りゆえに，いま自分の目の前にある幸せに気づくことさえできなくなってしまっている人が多いのではないでしょうか。そのような人たちは，わざわざ「山のあなたの空遠く」に「幸い」を探しに行ったり，目の色を変えて「青い鳥」を探し求めたりしがちですが，心の目が曇っている限り，そのような努力が報われることはあり得ません。生きているということは一つの奇跡であり，私たちは本来，生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。社会的な成功を収め，財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといった迷信から早く目を覚まし，曇りのない眼を取り戻すことによって，人生に隠されている無限とも言える生きる喜びや幸せに気づけるように，ひいては，生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになりたいものです。（１）（４）（６）（８）（10）関連
