実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 601】

「ただただどうすれば自分を著名にできるか,どうすれば世間をあっといわせることに大成功するか,ということだけをねらっている。こういうまちがった努力が,いたるところに見られる(ゲーテ)」(『ゲゲゲのゲーテ』,水木しげる双葉社

 

○私たちは,社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないと思いやすく,必死になって社会的な成功を追い求めがちです。しかし,社会的な成功を収めることと幸せであることは,まったく別のことです。実際,人が羨むような社会的成功を収めながらも不幸な人はたくさんいますし,逆に,普通の平凡な人生を送りながらも幸せな人はたくさんいます。むしろ,社会的な成功に執着すればするほど,結果的には,不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった心理状態に自分を追い込むことになってしまい,幸せから遠ざかってしまうというのが実態なのではないでしょうか。幸せでありたいと本気で願うのであれば,社会的な成功を収めなければ幸せになれないなどという迷信からは早く目を覚まし(社会的な成功に対する執着などは早く捨て去り),普通の平凡な人生に幸せを感じられるように自分の心の持ち方を改めること(自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,足るを知るとともに幸せに対する感度を高め,普通の平凡な人生にさえ幸せ(「小さな幸せ」や「ささやかな幸せ」などと呼ばれている,日常生活に深く根差した幸せ)を無限に見いだせるようになること)にこそ,気持ちを集中し,限りある大切な時間やエネルギーを使うべきであると思います。(1)(7)(8)(10)(14)(20)関連