人生は,すなわち,この世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。私たちの土台を築いているのは過去の経験,さらに言えば遺伝であり,また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくはありませんが,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志があるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能であり,また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第で可能です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の力で切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!(小山大吉)

【実り多い幸せな人生に関する名言等 457】

「自分の思うように人生が運ぶひとなど,きっとひとりもいない。/ならば,自分がどうにかできる,手の届く範囲のことに対しては,できるだけのことをしたほうがいいじゃないか。」(『幸福論 「しくじり」の哲学』,中田敦彦徳間書店

 

○人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物です。しかし,心の目を曇らせない限り,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能です(そもそも,困難や苦労があるからこそ,生きている実感や手応えも得られるのでしょうし,それらを乗り越えることでこそ,達成感や充実感といったものも味わえるのではないでしょうか。)。人生を自分の思い通りにしようとし,その挙げ句,自分の思い通りにならない人生に不平不満ばかりを募らせしまうような生き方ではなく,人生はままならないものであるという事実をあるがままに受け入れた上で,それでも自分がやるべきことや自分にできることには最善を尽くしつつ,人生に隠されている(埋もれている)無限とも言える生きる喜びや幸せを見つけ出し,味わい楽しむような生き方こそが,賢明な生き方と言えるのではないでしょうか。人生を自分の思い通りにしようなどと欲張り続ける限り,人生は常に期待を裏切られては失望するだけのものになってしまいかねません。(2021年6月11日)(1)(4)(6)(7)(15)関連