○どれだけ多くの物を持っていたとしても,それを当たり前と思い,感謝する気持ちを忘れてしまうなら,自分が持っている物の有り難さを実感することはできず,心は貧しいままです。他方,感謝する気持ちさえ忘れなければ,たとえ持っている物が少なかったとしても,自分が持っている物の有り難さを実感することができ,心は常に豊かです。要するに,人生の真の豊かさは,持っている物の多さや少なさによって決まるのではなく,感謝する気持ちを忘れないか,忘れてしまうかによって決まるということです。たった一度きりの人生なのですから,どのような境遇にあろうとも感謝する気持ちを忘れることなく,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを実感しつつ,心豊かに,生きる喜びに満ちた幸せな人生を送れるようになりたいものです。(2020年10月24日)(前書き)(2)(4)(6)関連