「幸せな人生を送るための必須条件は,感謝の心を持つことだ。感謝の心を持てば,ふだん受けている多くの恩恵に気づいて喜びにひたることができる。(ジェイムズ・ファウスト)」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○幸せとは,自分が幸せであることに気付くことである,と言います。私たちは本来,生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。そして,そのことに気付くことさえできれば,私たちは今すぐにでも幸せになれるのではないでしょうか。私たちが今ここでこうして生きていられることは,決して当たり前のことではありません。一つの奇跡であり,心から感謝すべき有り難いことです。実際,大自然(人体も含め。)の恩恵(大自然の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働き)によって私たちは生かされているのであり,目に見える直接的なものも目に見えない間接的なものも含め,数知れぬ他者の支えや助けがあればこそ私たちは生きていられるのです。自分がすでに十分に幸せであることを忘れないようにするためにも,すなわち,無意味に不平不満を募らせることなく,常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を,是非とも身に付けたいものです。(1)(2)(4)(6)(11)(14)(20)関連