実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1436】

「より多く持つことよりも,より少なく望むことをつねに選べ。(トマス・ア・ケンピス『キリストに倣(まね)びて』)」(『心をささえる一言』,河盛好蔵青春出版社

 

 

○人間の欲望には際限がありませんので,欲張り続ける限り,たとれどれだけ多くのもの(生きていくのに必要以上のものまで)を手に入れたとしても私たちの心が満ち足りるということはありません。常に不満を抱えたまま,死ぬ瞬間まで,より多くのものを追い求めてあくせくし続けることになってしまいます。他方,必要以上に欲張ることさえやめるなら,たとえ必要最小限のものしか持っていなかったとしても私たちは満足することが可能になります。常に満ち足りた気持ちで心安らかに生きることが,格段に容易になります。どちらが幸せな人生であるかは,改めて言うまでもありません。幸せな人生を送りたいと本気で望むのであれば,私たちは,より多くのものを手に入れることにではなく,足るを知り(必要以上に欲張ることなく),自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになることにこそ,関心を払い,力を注ぐ必要があるのではないでしょうか。自分が持っていないものを欲しがり,自分がそれらのものを持っていないことに不満を募らせるような人間ではなく,自分が持っているもの(自分に与えられているもの)の豊かさに常に深く思いを致し,自分がそれらのものを持っていることに常に感謝していられるような(自分が持っているものだけで満足できるような)人間になりたいものです。(4)(6)(20)(21)関連