「あなたが世の中に与えているよりもはるかに多くのものを,世の中はあなたに与えてくれていることに気づこう。(カマル・ラヴィカント)」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○私たちは自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思いがちですが,それは決して当たり前のことではありません。私たちは,大自然の恵みによって生かされているのであり,また,数知れぬ他者の直接的又は間接的な支えや助けがあればこそ生きていられるのです(例えば,私たちは,太陽が地球を暖かく照らし続けてくれなければ生きていられませんし,生存に欠かせない衣・食・住のどれ一つを取っても完全に自給自足できている人などいないはずです。)。私たちは大自然や数知れぬ他者のお陰で今ここでこうして生きていられるわけですから,大自然や他者や社会に対する感謝の気持ちを決して忘れてはいけませんし,自然環境を破壊したり,他者や社会に害をもたらしたりするようなことは,できる限り控えるべきであると思います。自然環境を破壊したり,他者や社会に害をもたらしたりするということは,自分で自分の首を絞めることに他ならないのですから,自然環境に過大な負荷をかけることのない生き方や,多少なりとも他者や社会に益をもたらすような生き方をこそ目指したいものです。(1)(4)(6)(7)(2)(11)(19)(20)(21)関連