実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1405】

「(明治時代初期の日本においては)金持ちは高ぶらず,貧乏人は卑下しない。実に,貧乏人は存在するが,貧困なるものは存在しない。(バジル・ホール・チェンバレン)」(『世界が憧れた日本人の生き方』,天野瀬捺,ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

○私たちは,お金というものに価値を置き過ぎなのではないでしょうか。お金に価値を置き過ぎているからこそ,金持ちこそが人生の勝者(「勝ち組」)である,金持ちにならなければ幸せになれないなどと勘違いしてしまうのではないでしょうか。そして,金持ちではない自分を人生の敗者(「負け組」)と思い込み,卑屈になってしまったり,金持ちではない自分を不幸であると思い込み,人生に絶望してしまったりするではないでしょうか。しかし,実り多い幸せな人生を送れるかどうかは,持っている金銭の多寡によって決まるわけではありません。実際,経済的には貧しく,質素な暮らしを送りながらも,心豊かに実り多い幸せな人生を送ることは十分に可能ですし,経済的には豊かで,贅沢な暮らしを送りながらも,その人間が必ずしも心豊かに実り多い幸せな人生を送っているとは限りません。お金など本当は,生きていくのに最低限必要な程度の額にプラスして将来の不安を解消するために最低限必要な額が確保できれば,それで十分なのではないでしょうか。自分は人生の敗者である,自分は不幸であるなどと思い込まないようにするためにも,お金などに執着することなく,真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送ることにこそ,関心を払い,力を注げるようになるたいものです。(14)(21)関連