実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1308】

「生命と財産の安全,全般の人々の質素と満足とは,現在(幕末)の日本の顕著な姿であるように思われる。(タウンゼント・ハリス)」,「私は時として,日本を開国して外国の影響をうけさせることが,果たしてこの人々の普遍的な幸福を増進する所以であるか,どうか,疑わしくなる。(タウンゼント・ハリス)」(『世界が憧れた日本人の生き方』,天野瀬捺,ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

○近年における社会の進歩・発展や生活水準の向上には目を見張るものがありますが,社会の進歩・発展や生活水準の向上に伴って,私たちの幸福度は本当に上がっているのでしょうか。むしろ,下がっているのではないでしょうか。社会の進歩・発展や生活水準の向上と,私たちの幸福度が比例していないとしたら,現在の延長線上にさらに社会が進歩・発展し,生活水準が向上することに,いったいどのような意味があるのでしょうか。私たちは,社会の進歩・発展や生活水準の向上をある程度は犠牲にしてでも,私たちの幸福度が上がることをこそ目指すべきなのではないでしょうか。私たちはそろそろ,物質的な豊かさではなく,心の豊かさを追い求める方向に大きく舵(かじ)を切る必要があるのではないでしょうか。物質的な豊かさと心の豊かさを同時に追い求めることも不可能とは思いませんが,これまでは物質的な豊かさばかりに比重を置いてきたのですから,これからは,物質的な豊かさはほどほどにし,心の豊かさにこそ比重を置くようにする必要があるのではないでしょうか。(4)(6)(21)関連