「しあわせは いつも じぶんの こころが きめる(相田みつお)」(『365日 一日一言』,齋藤孝,世界文化社)
○自分は幸せであると心の底から思えるなら,他者の目にどのように映ろうとも(たとえ他者の目には不幸せそうに見えたとしても),その人は確かに幸せなのです。逆に,自分は幸せであると心の底から思えないなら,他者の目にどのように映ろうとも(たとえ他者の目には幸せそうに見えたとしても),その人は確かに幸せではないのです。要するに,人間の幸不幸は,最終的には本人の物事の受け止め方や心の持ち方によって決まるということです。たとえどのような逆境にあったとしても,物事の受け止め方次第,心の持ち方次第で幸せになれるということです(逆に言えば,たとえどのような順境にあったとしても,物事の受け止め方次第,心の持ち方次第では幸せになれないということでもあります。)。幸せな人生を送ることを望むのであれば,恵まれた境遇を手に入れることにではなく,どのような境遇においても幸せになり,幸せであり続けれれるように自分の物事の受け止め方や心の持ち方を変えることにこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。恵まれた境遇を手に入れることは,自分の意志や努力次第でどうにかなるというものではありませんが,自分の物事の受け止め方や心の持ち方を変えることなか,自分の意志や努力次第で十分に可能だからです。(7)関連