「すべての人が共通して求めているものは幸福だ。・・・すべての人は幸福になることを必ず求めている。幸福になることを求めない人,幸福を求めない人は一人としていない。」(『14歳の君へ』,池田晶子,毎日新聞出版)
○幸せ(幸せであること)は,すべての人間の共通の望みです。一人の例外もなく,誰もが幸せを望んでいます。一見そのように見えない人も,心の底では幸せを望んでいるのだと思います。実際,この道を選べば必ず幸せになれると分かっているときに,あえてその道を選ばない(あえて不幸になる道を選ぶ)人がいるでしょうか。幸せになれる道を選ばず,道に迷ったり,道を踏み外してしまったりするのは,どの道を選べば幸せになれるのかが分からないからなのではないでしょうか。道に迷ったり,道を踏み外してしまったりしている人たちに対しては,誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)したり,罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせたりするのではなく,幸せを望む同じ人間同士として,その相手が正しい道(幸せになれる道)を選べるように,できる限りの手助けをしたいものです。(10)(17)(19)関連