実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1328】

「人間はな,貧乏が恥じゃねえのだよ,いかに貧しい生活(くらし)でも心の豊かが第一だ,百万長者であろうとも月を見ても花を見ても,ただそれだけというような人間は,貧乏よりあもっと下の奴よ」(『勝海舟(一)』,子母沢寛,新潮社)

 

 

○「欲に底なし」とも言うように,人間の欲望には際限がありません。したがって,欲張り続ける限り,私たちの心が満ち足りるということはありません(心は貧しいままです。)。欲張り続ける限り,常に不満を抱えながら,より多くのもの(必要以上のものまで)を追い求めてあくせくし続けることになってしまいますし,感謝する気持ちを忘れ,不平不満ばかりを募らせては,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのが落ちです。他方,欲張り続けることさえやめれば,たとえ必要最小限のものしか持っていなかったとしても,私たちは満足することが可能になります。欲張り続けることさえやめれば,常に満ち足りた気持ちで,感謝する気持ちを忘れることなく,心豊かに(心安らかに)幸せな人生を送ることが格段に容易になります。幸せな人生を送ることを本気で望むのであれば,私たちは,より多くのものを手に入れることにではなく,欲張り続けることをやめ,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになること(足るを知り,自分がすでに持っているものの豊かさに気づくとともに,必要最小限のもので満足できるようになること)にこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。(4)(6)(20)関連