実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1295】

「簡素な生活のすばらしさ。人工的な社会の束縛と偽善が,人間を無気力にし,堕落させること。この思想は,ルソーが主張して以後、教養のあるひとびとの心からけっして消し去ることのできないものとなった。」(『自由論』,ジョン・スチュワート・ミル斉藤悦則訳,光文社)

 

 

○簡素な生活は,他者に強制されるなら,ただの「貧しくて惨めな生活」かも知れませんが,足るを知る人間が自分の意志で選択するなら,かえって「心豊かで味わい深い生活(シンプル・ライフ)」になり得るのではないでしょうか。贅沢(ぜいたく)を言えば切りがありませんし,贅沢な生活を手に入れたからと言って,実り多い幸せな人生が約束されるわけではありません(実際,私たちは人類史上最も贅沢な生活を送っていますが,私たちの人生が人類史上最も実り多い幸せな人生であるとは,誰も思わないのではないでしょうか。)。私たちは,贅沢な生活を手に入れることではなく,簡素な生活で満足できるように(簡素な生活を「心豊かで味わい深い生活」と感じられるように)自分の心の持ち方を変えることをこそ目指すべきなのではないでしょうか。誰もが簡素な生活で満足できるようになるなら,他者と競い合う(パイを奪い合う)必要もなくなり,他者と仲良く助け合いながら生きること(他者と共存共栄すること)はもっと容易になるでしょうし,自然環境に過大な負荷をかけることもなくなり,自然環境を破壊してしまったり,生態系のバランスを崩してしまったりする危険性は格段に低下するはずです。(4)(6)(7)(11)(14)(20)(21)関連