実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1288】

「実際には,自分が思っているほど誰も自分に期待も注目もしていない」(『100分de名著 アドラー『人生の意味の心理学』』,岸見一郎,NHK出版)

 

 

○私たちは自惚(うぬぼ)れやすく,自分は周りの人たちから評価されている,期待されている,自分がいなくなったら周りの人たちが困る,悲しむなどと勘違いしがちですが,実際には,周りの人たちは私たちが思っているほどには私たちのことを評価も期待もしていませんし,私たちに対して関心すらそれほど持っていません(私たちが周りの人たちにそれほど関心を持っていないのと同じように。)。私たちがいなくなっても,周りの人たちはそれほど困りませんし,悲しむとしても,それはほんの一時のことです。私たちがいなくなっても,周りの人たちはこれまでどおり普通に生きていきますし,地球もこれまでどおり普通に回り続けます。そのような周りの人たちに褒められたからといって有頂天になったり,貶(けな)されたからといって落ち込んだりすることほど馬鹿馬鹿しいことはないのではないでしょうか。毀誉褒貶(きよほうへん)に一喜一憂することなく,すなわち,他者からの評価などに気を散らすことなく,自分が好きなことに打ち込むことや,自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を前進し続けることや,自分の信念や自分が本当に納得することのできる(自分に恥じることのない)生き方を貫き通すことなどにこそ,気持ちを集中し,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(12)(13)(14)関連