実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1229】

「ともすると,人は自分に与えられていないもの,足りていないものばかりに注目して,文句や不平を言いがちです。」(『100分de名著 吉野源三郎君たちはどう生きるか』』,池上彰NHK出版)

 

 

○私たちは,自分が持っていないものを欲しがり,自分がそれらのものを持っていないことに不満を募らせがちですが,なぜ自分が持っているものだけでは満足できないのでしょうか。もちろん,生きていくのに最低限必要なものが確保できないような状況は,何としてでも改善・解消されるべきであると思いますが(国の福祉政策などによって),生きていくのに最低限必要なものさえ確保できるなら,本来はそれで十分なのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思い,感謝する気持ちを忘れてしまうからこそ,私たちは,自分の人生に不満ばかりを数え上げるようになってしまうのではないでしょうか。そして,挙げ句の果てには,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのではないでしょうか。しかし,私たちが今ここでこうして生きていられることは,決して当たり前のことではありません。ちょっと考えれば誰にでもすぐに分かるように,心から感謝すべき有り難いことであり,ほとんど奇跡と言ってもいいくらいのことです。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるためにも,自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うことなく,その有り難さを深く心に刻み付け,感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。そして,自分が持っているものだけで満足できるようになりたいものです。(1)(2)(4)(6)(21)関連