実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1250】

「経済成長社会が推進する価値とはどのようなものだろうか?・・・競争と競争力の追求の名の下で他人を蹴落とし,あらゆる手段を使って可能な限りお金を稼ぐことだとすぐにわかる。そしてもちろん,容赦なく,際限なく自然を破壊しながらである。」(『脱成長』,セルジュ・ラトゥーシュ中野佳裕訳,白水社

 

 

○人間の欲望には際限がありませんので,欲張り続ける限り,たとえどれだけ多くのものやお金を手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。常に不満(怒りの火種)を抱えたまま,他者とパイを奪い合う形で,あるいは,自然環境を破壊する形で,より多くのものやお金を追い求め続けることになってしまいます。特に,経済成長を促進すべく人々の欲望の肥大化を歓迎し,奨励し,そそのかすような社会にあっては,誰もがこのような状況に陥ってしまいがちです。私たちは,常に満ち足りた気持ちで(心の平安を保ちつつ)幸せな人生を送れるようになるためにも,他者を競争相手(敵)ではなく協力相手(味方・仲間)と見なし,他者と仲良く助け合ったり,生きる喜びや幸せを分かち合ったりできるようになるためにも,自然環境にかかる負荷の少ない持続可能性の高い社会を実現するためにも,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。そして,そのためにも,人々の欲望の肥大化を歓迎し,奨励し,そそのかすような社会の風潮に対して異議を申し立てる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)(11)(20)(21)関連