実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(7)④人間の幸不幸を最終的に決めるのは,境遇や運命ではなく,心の持ち方である。

 境遇や運命が私たちに与える影響は小さくありません。しかし,たとえどのような逆境にあったとしても,たとえどのような不運に見舞われたとしても,自分は幸せであると心の底から思えるなら,その人は,他者の目にどのように映ろうとも確かに幸せなのであり,逆に,たとえどのような順境にあったとしても,たとえどのような幸運に恵まれたとしても,自分は幸せであると心の底から思えないなら,その人は,他者の目にどのように映ろうとも確かに幸せではないのですから,人間の幸不幸を最終的に決めるのは,境遇や運命ではなく心の持ち方,すなわち,その境遇や運命をどのように受け止めるのか,その境遇や運命をどのような心構えや心がけで生きていくのか,ということになるのではないでしょうか。自分は不幸であると思い込んでいる人間は,人間の幸不幸は心の持ち方によって決まるということを決して受け入れようとせず,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれない(財産や地位や権力や名声などを手に入れれば幸せになれる)などといったデマを鵜呑(うの)みにし,そのようなデマに固執しがちですが,そのようなデマに固執し,自分の心の持ち方を変えようとしないからこそ,不幸な状況からなかなか抜け出せない(自分は不幸であるという思い込みからなかなか目を覚ますことができない)のではないでしょうか。