子供たちが実り多い幸せな人生を送ることを願うのであれば，まずは大人が，特に，政治家をはじめとする大人の代表者が，拝金主義のような偏ったものの見方や考え方を改めた上で，「後は野となれ山となれ」，「他人がどうなろうと自分には関係がない」とでも言わんばかりに目先の自分の損得ばかりを考えるのではなく（現在世界中で蔓延している「今だけカネだけ自分だけ」といった近視眼的・拝金主義的・利己的な考え方や生き方を改め），人類の（さらに言えば地球や宇宙の）将来をも見据えつつ，人類全体の得失をも視野に入れ，「どのようにすれば生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送ることができるのか」，「真に人間らしく実り多い，自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送るために，私たちはどのように生きるべきなのか」という人生の根本問題について，改めて真剣に考え，真剣に学び，真剣に試行錯誤し，より実り多い，より幸せな生き方を本気で模索し，探究する必要があるのではないでしょうか。
