実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1199】

「自分のいるべき場所を豊穣な修行道場と考えれば,この一瞬一瞬はどれほど充実するであろうか。」(『道元禅師』,立松和平,新潮社)

 

 

○「小さな幸せ(日常生活におけるささやかな満足の中に隠されている生きる喜びや幸せ)」は人生の至る所に転がっていますが,心の目が曇っていれば,人生の至る所に転がっている「小さな幸せ」に気づくことができません。しかし,人生の至る所に転がっている「小さな幸せ」に気づけるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになることこそが,幸せな人生を送るための,ほとんど唯一の秘訣と言えるのではないでしょうか。生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,私たちはきっと,たとえどのような逆境にあったとしても,たとえどのような不運に見舞われたとしても,生きている限りは幸せであり続けることができるはずです。私たちは,ついつい「大きな幸せ(他者と競い合って社会的な成功を収めることによって得られる財産や地位や権力や名声など)」を追い求めてしまいがちですが,「大きな幸せ」を手に入れることができるのは,ほんの一握りの人間ですし,たとえ手に入れることができたとしても,「大きな幸せ」は意外に底が浅く,簡単に色褪(いろあ)せてしまうものです(対照的に,「小さな幸せ」は,日常生活に深く根差していることもあり,決して色褪せるということがありません。)。人生の至る所に転がっている「小さな幸せ」に気づけるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるためにも,「大きな幸せ」を手に入れないければ幸せになれないなどと勘違いして心の目を曇らせてしまわないよう,くれぐれも用心したいものです。(1)(4)(6)(8)(10)(14)関連