実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1103】

「無学不徳義にても金あれば世に勢力を有するに至ることを事実に示したる故,国民は窮屈(きゅうくつ)なる徳義を捨て,ただ金をとりて威張らんとするに至りし。」(『漱石「こころ」の言葉』,矢島裕紀彦,文藝春秋

 

 

○私たち大人が,感謝する気持ちを忘れることなく足るを知ることや,自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を前進し続けることや,他者を協力相手と見なして仲良く助け合うことなどより,欲望を肥大化させるがままに,他者と競い合って財産や地位や権力や名声などを手に入れることに高い価値を置き続ける限り,子供たちが実り多い幸せな人生を送ることは険しい道程(みちのり)であり続けるのではないでしょうか。「子供は親の背中を見て育つ」,「子供は大人の鏡」と言います。子供たちが真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送ることを本気で願うのであれば,私たち大人が,自分の生き様を通してその手本を示すべきなのではないでしょうか。そのためにもまずは,私たち大人が,特に,政治家をはじめとする大人の代表者が,拝金主義のような偏ったものの見方や考え方を改めた上で,目先の自分の損得ばかりを考えるのではなく,「どのようにすればすれば喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのか」,「真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送るために,私たちはどのように生きるべきなのか」といったことを,真剣に考え,真剣に学び,真剣に試行錯誤(実践)する必要があるのではないでしょうか。(20)関連