実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1176】

「愛する者だけが叱(しか)りつけて矯正する権利がある。(ツルゲーネフ)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

 

○ただ厳しく非難したり,罰したりするだけでは,相手の人間的な成長や更生を促すことはできません。むしろ,相手を意固地にさせ,相手が素直に反省することを難しくさせてしまったり,相手の他罰的(他責的)な傾向や,悲観的な傾向や,自棄的な傾向などを強めさせ,相手が人間的に成長・更生することを困難にさせてしまったりするだけです。相手の人間的な成長や更生を促し,同じような失敗や過ちを繰り返させないようにしたい(そのことを通じて,社会が被る損害や損失を最小限にとどめたい)と望むのであれば,「罪を憎んで人を憎まず」という精神(姿勢)で対応する必要があるのではないでしょうか。罪の責任は潔く取ってもらい,罪の償いは誠実にしてもらいながらも,同じ(同じような失敗や過ちを生じさせる可能性のある)人間同士としてできる限り共感的かつ寛容な対応を心がける必要があるのではないでしょうか。愛情や真心に裏打ちされていない言葉が相手の心に届くということはないでしょうし,愛情や真心に裏打ちされていない行動が相手の人間的な成長や更生を促す契機になることもないと思います。他者が失敗や過ちを犯した際に,鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てたり,正義を振りかざして不寛容に責め立てたりするような無意味なことは,是非ともやめたいものです。(3)(17)関連