実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1159】

「おれも昭子(妻)も家族の縁が薄いけど,その分を埋め合わせておつりがくるくらい,上司や友達には恵まれてるよ。・・・寄る辺なく,辛いことが多かったけれど,いつも助けてくれる人たちがいた。」,「昭子は光葉(娘)に,そういう人びとに感謝することを教えた。昭子自身も光葉も,いつかそうなれるよう努力していこうと教えた。」(『ぼんぼん彩句』,宮部みゆきKADOKAWA

 

 

○現在の日本のような豊かで安全で便利な社会で暮らしていると,ついつい忘れてしまいがちですが,人間は独りでは(孤立無援の状態では)生きていられません。特に,親の愛情に恵まれずに育った人間は,自分は誰にも頼らずにこれまで生きてきたし,これからも生きていくという思いが強いかも知れませんが,実際には,数知れぬ他者の直接的又は間接的な支えや助けがあればこそ,これまで生きてこれたのだし,これからも生きていけるのです(極端な話,生きていくのに欠かせない衣・食・住のどれ一つを取っても,完全に自給自足できている人など,現在の日本にはいはずです。)。私たちは独りでは生きていられない(私たちは他者の支えや助けがあればこそ生きていられる)という事実を正しく認識し,その事実を心に深く刻み付け,他者に対する感謝の気持ちを決して忘れないようにしたいものです。そして,他者から支えられ助けられるだけの人間ではなく,他者を支え助けられるような人間になれるように精一杯努力したいものです。(1)(11)関連