実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(21)④どのような経済格差社会に暮らそうとも,実り多い幸せな人生を送ることはできる。

 平和な社会においては,経済格差は必然的に拡大すると言われていますが,それが真実であるなら,私は,戦争などが繰り返される経済格差の小さい社会で暮らすことより,経済格差の大きい平和な社会で暮らすことを望みます。「命に過ぎたる宝なし」,「命あっての物種」などとも言うように,この世の中に,命以上に価値のある大切なものはなく,また,どのような経済格差社会に暮らそうとも,生きていくのに最低限必要な物やお金さえ確保できるなら(「健康で文化的な最低限度の生活」が確実に保証されているなら),真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送ることは,心の持ち方次第で誰にでも可能であると信じているからです。しかし,経済格差の小さい平和な社会というものは,本当に実現し得ないものなのでしょうか。私たちが,必要以上に欲張り続けること(他者や他国と競い合い続けること)をやめるとともに,社会の仕組みを変える実質的な決定権を持っている人たち(経済格差社会の上に立つ人たち)が,経済格差の是正を本気で望むなら(それを期待することは,なかなか難しいかも知れませんが。),経済格差の小さい平和な社会の実現は,決して不可能ではないと私は信じています。