実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 921】

「一切の生きとし生けるものは,幸せであれ。」(『ブッダのことば -スッタニパータ-』,中村元訳,岩波書店

 

○そもそも,この世の中に生物(生命)というものが誕生したことが自体が大きな奇跡ですが,生きているということも一つの奇跡であり,実際,この世の中にこれ以上の奇跡はないのではないでしょうか。生きているということは,それほどまでに有り難い,心から感謝すべき奇跡的な出来事なのであり,この世の中に命以上に価値ある大切なものはないと思います。したがって,私たちは,すべての生き物,すべての人間を大切にし,その幸せを願い,喜ぶべきであると思いますが,自分を大切にできない人間が他者を大切にできるはずはなく,また,自分は不幸であると思い込んでいる人間が,他者の幸せを願ったり,喜んだりすることは,なかなかできないものです。むしろ,自分は不幸であると思い込んでいる人間は,他者の幸せを妬みやすく,他者の不幸を願い,喜びがちです。他者を大切にし,他者の幸せを願い,喜べるようになるためにも,私たちは,まずは,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,自分が生きていることそれ自体に大きな価値を見いだせるようになる(自分を粗末に扱うことなく,自分を大切にできるようになる)とともに,自分が生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになる(自分は不幸であるという思い込みから目を覚ます)必要があるのではないでしょうか。(1)(3)(4)(5)(6)(9)(10)(14)(16)(20)関連