人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。幸せになることを決して諦めることなく,そのためにも人間に対する信頼や人生に対する希望を決して見失うことなく(改めて言うまでもなく,人間を信頼するということは,他者のみならず,自分をも信頼するということです。),自分や他者や人生を大切にし,深く愛せるようになり,ひいては,自分が幸せであることに気づけるようになるための前向きな努力を,「七転び八起き」,「一念(念力)岩をも通す」,「断じて行えば鬼神もこれを避く」などといった気持ちで辛抱強く続けていくべきであると思います。私たちは,世の中を否定し,不幸になるためにではなく,世の中を肯定し,幸せになるためにこそ生きているのであり,この世の中に生まれてきたのですから。世の中を肯定的に捉えられるようになればこそ,私たちは,この世の中で生きていることや,この世の中に生まれてきたことに喜びや幸せを感じられるようになるわけですから,世の中を肯定的に捉えられるようになるということは,私たちが幸せであるための必須条件と言えます。