実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 902】

「たいていの人が,生きることのすばらしさに気づくのが病気になってからだなんて,悲しい。」(『ソフィーの世界』,ヨースタイン・ゴルデル池田香代子訳,NHK出版)

 

○何事にも一長一短はあり,老いることや病気になることにさえ,肯定的な側面はあります。実際,私たちは,老いることによって,足るを知ること(自分の欲望にブレーキを掛け,自分の人生に満足できるようになること)がより容易になりますし,病気になることによって,健康や命の有り難さを痛感し,ただ健康でいられるということだけでも,あるいは,ただ生きていられるということだけでも,大きな喜びや幸せを感じられるようになります。しかし,できることなら,老い先が短くなる前に自分の人生に満足できるようになりたいものですし,大病を患う前に健康に生きていられることの有り難さに気づけるようになりたいものです。そのためにも,私たちは,幸せとは何か,どのようにすれば幸せになり,幸せであり続けることができるのかといったことを,人生のできる限り早期から,真剣に考え,実践すべきなのではないでしょうか。たった一度きりの人生に大きな悔いを残さないようにするためにも。(2)(9)関連