実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 889】

「人間のえらさに尺度がいくつもあるが,最少の報酬でもっとも多くはたらく人ほどえらい人ぞな。一の報酬で十の働きをする人は,百の報酬で百の働きをする人よりえらいのぞな」(『坂の上の雲』,司馬遼太郎文藝春秋

 

○拝金主義に染まれば,金銭以外の価値を見失い,お金をたくさん稼ぐ人が価値のある偉い人(お金をたくさん稼げない人は価値のない詰まらない人)ということになってしまいます。しかし,改めて言うまでもなく,人間の価値や偉さは,稼ぐお金の額によって決まるわけではありません。稼ぐお金がどれだけ少なくても,仕事を通じて自分を人間的に成長(成熟)・向上させつつ他者や社会の役に立つことができているのなら,その人は間違いなく偉い人ですし(むしろ,稼ぐお金が少なければ少ないほど,その偉さは際立つかも知れません。),そもそも,生きていることは,それ自体が一つの奇跡なのですから(実際,この世の中にこれ以上の奇跡があるでしょうか。),人間は生きているというだけで十分に価値があるのではないでしょうか。人間の真の価値や偉さを見失わないようにするためにも,拝金主義に染まってしまわないように細心の注意を払いたいものです。(1)(14)(20)関連