実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 858】

「運命に打ち勝つよりもむしろ自分に打ち勝つよう,既存の秩序を変えるよりもむしろ自分の欲望を変えるよう,そして総じて言うならば,完全に自己のコントロール下にあるものは思考以外にないと考え,したがって外的なことがらに最善を尽くしたあとは少なくともわれわれにとってできることはまったくないと考えるよう,つねに努めるべきである。(デカルト)」(『良き人生について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○境遇や運命を,あるいは,他者や社会を自分の思い通りに変えることなど絶対にできません。絶対にできないことに時間やエネルギーを費やすのは,人生の大きな損失ですし,絶対にできないことに時間やエネルギーを費やせば費やすほど,不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった心理状態に自分を追い込んでしまう危険性は高まります。人生は短く,しかも,たった一度きりなのですから,そのようなことにではなく,自分を変えること,自分の欲望にブレーキを掛けたり,自分の心の持ち方や考え方や生き方などを変えたりすることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使うべきなのではないでしょうか。自分を変えることなら,自分の意志や努力次第で十分に可能ですし,人間の幸不幸を決めるのは,最終的には本人の心の持ち方なのですから(たとえどのような逆境にあろうとも,たとえどのような不運に見舞われようとも,自分は幸せであると心の底から思うるなら,確かにその本人は幸せなのですから)。(前書き)(1)(4)(6)(7)(14)(15)関連