実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 830】

「喉が渇いたときに水を欲しがるというのが自然の欲望であり,これは満足させることができる。だが自然でない欲望(贅沢への欲望など)は満足させることができない。」(『良き人生について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○「欲に頂(いただき)なし」,「欲に底なし」などとも言うように,人間の欲望は,必ずしも本能(自然)に基づくものではないだけに,限りがありません。喉の渇きなら,水を飲むことによって簡単に癒すことができますが,人間の欲望の大半は,放って置けば肥大化する一方であり,たとえどれだけ多くの物を手に入れたとしても,満ち足りるということがありません。したがって,強い意志を持って意識的に自分の欲望にブレーキを掛けない限り,不平不満ばかりを募らせることになってしまいます。常に満ち足りた気持ちで自足した幸せな人生を送りたいと望むのであれば,何としても自分の欲望にブレーキを掛けられるようになる必要があります。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,自分の欲望にブレーキを掛けられるようになるなら,私たちはきっと,たとえ必要最小限の物しか持っていなかったとしても,自分の人生に満足できるようになるはずです。(4)(6)関連