実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 839】

「だれがより多くを知っているかではなく,だれより正しく知っているかを問わねばならぬ。(モンテーニュ)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○どの国の,どの時代の,どのような情報にも簡単にアクセスできる便利な時代になりましたが,大切なのは,より多くの情報にアクセスし,より多くの知識を頭に詰め込む,あるいは,クラウド上に溜(た)め込むことではなく,自分にとって(自分が,真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために)本当に必要な情報を見極めた上で,それらを生活の知恵としてしっかり身に付けることです。どれだけ多くの知識を頭に詰め込んだところで,どれだけ多くの情報をクラウド上に溜め込んだところで,それらが生活の知恵として身に付いていなければ,それらが自分の考え方や生き方や心の持ち方などに影響を及ぼすことはほとんどなく,実生活において役立てることは難しいのではないでしょうか。また,世の中に出回っている情報を何でも鵜呑(うの)みにしてしまえば,取り返しがつかないほどの失敗や過ちを犯してしまう危険性さえあります。自分の目で確かめたり,自分の頭で考えたり,判断したりする習慣を身に付けるとともに,世の中に氾濫している情報の中から,自分にとって本当に必要な,また,嘘(うそ)偽りのない正しい情報を見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を養いたいものです。(前書き)(10)(12)(14)(後書き)関連