実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 773】

「どのように自給自営の生活をしようとしても,自給だけでは間にあわず,交易に頼らざるをえない」(『生きていく民俗』,宮本常一,河出書房)

 

○豊かで安全で便利な社会で暮らしていると,ついつい忘れてしまいがちですが,私たちは独りでは(孤立無援の状態では)生きていられません。直接的なものも間接的なものも含め,数知れぬ他者の支えや助けがあればこそ,私たちは生きていられるのです。実際,衣・食・住のどれ一つを取っても,自給自足できている人などいないのではないでしょうか。さらに言えば,私たちが何か自分が好きなことに打ち込めるのも,その他のことを他者が分担し,負担してくれているお陰と言えます。私たちと他者は,互いに支え合い,助け合わなければ生きていられず,その意味で,私たちと他者は一体なのですから(持ちつ持たれつの相互依存関係にあるのですから),他者を競争相手(敵)と見なして,足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方ではなく,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして,助け合ったり,幸せを分かち合ったりするような生き方こそが,人間として自然で真っ当な生き方と言えるのではないでしょうか。(11)(14)(17)(19)(20)関連