「人は変わらざる中心がなければ,変化に耐えることができない。」(『7つの習慣』,スティーブン・R・コヴィー,ジェームス・スキナー&川西茂訳,キングベアー出版)
○自分が信じることのできる自分なりの目標や理想があればこそ,私たちは,他者からの評価に右往左往することなく(他者からの評価のほとんどは,ちょっとしたことですぐに手のひら返しに変わってしまうような無責任でいい加減なものです。),また,環境の変化に振り回されることなく,自分が進むべき道を邁進(まいしん)することができるのであり,ひいては,自分の可能性を十分に花開かせ(できることなら他者や社会の役にも立ち),思い残すことのない人生を送ることができるのではないでしょうか。なお,人生の指針を得るためには,人生に自分なりの目標や理想を見いだすことが欠かせないと思いますが,それらは絶対的なものではなく,自分の成熟度の進展などに応じて柔軟に修正を加えられるべきものであると思います。また,狭く一つに限定してしまうと,何らかの理由によってその追及が難しくなってしまった場合に,人生の指針を失い(自分が進むべき道を見失い),途方に暮れてしまうことになりますので,必ずしも狭く一つに限定する必要はないと思います。(2021年5月31日)(11)(13)(14)関連